次回ウル☆メキの80年代歌謡曲ライブは・・・『09年12月19日(土)』に決定しました。詳細は後ほど・・・。
お盆に帰省しました。
私の実家は五島の福江島で、年に1度くらいしか帰れません。
今ではジェットフォイルなるものが出来て、船でも長崎から最短90分程度で行けるようになりました。
しかし、フェリーで4時間若しくはそれ以前のもっと小さな船で5~6時間掛かっていた頃を覚えている自分にとっては、驚異的に進歩したと言える今現在でも、海で隔てられた長崎本土との距離を短く感じることは出来ません。
五島には幾つかの島があり、一番大きな福江島の北の方に奈留島というところがありますが、父親の仕事の関係で、この島に住んでいた時期がありました。
当時の島の人口が5,000人くらいだったかと思います。
小学校に上がる前、私は奈留島の中でも少しはじっこの方に住んでいましたが、元々根っからの地元の住民でない私たち家族に、地域の方たちは、それはそれは暖かく家族的にお付き合いしてくれたようです。
今でも父親は、長い現役時代の中でも奈留島に住んでいた頃の地域の方たちとのふれあいについては、特別な感情を持っているようです。
私も小学校に上がる前でしたので、随分可愛がって貰ったような記憶があります。
私たちが住んでいた住宅のすぐ下に、いつもよくしてくれる藤原のおばちゃんと言う人が居ました。
小さかった私は、何をして貰ったか全く覚えていませんが、多分お菓子を貰ったり、何かというと声を掛けて貰ったりしていたんでしょうね。
そう言えば、水仙の花を貰ったのを思い出しました。
そこにはお姉ちゃんが居て、当時中学生だったのかな。
ラジオが好きらしくて、よく葉書で歌のリクエストをしたりしていたようです。
そのお姉ちゃんは、当時4~5歳だった私が、当時放映されていた「仮面ライダー」が大好きだからと言うことで、あの「お誕生日おめでとう」に仮面ライダーのテーマ曲をリクエストしてくれていたこともありました。
そのお姉ちゃんは、当時デビューして間もない「荒井由実」が大好きだったようです(私は子供なので当然知らない)。
このお姉ちゃんが通うようになった奈留高校は島に一つしかない高校でした。
当時、奈留高校は福江島にある五島高校の分校で、違う島である本校の校歌では歌詞にも違和感があったでしょうし、自分の通う学校なのに校歌が無いと思ったのでしょう。
そこであるラジオ番組で、大好きなユーミンに校歌を作って欲しいとリクエストをした・・・と言うのが、例の「瞳を閉じて」のエピソードの始まりのようです。
私は、当時子供だったので、事のいきさつは大人になってから理解しましたが、NHKが「新日本紀行」の取材で奈留島にやってきたのは良く覚えています。
お姉ちゃんもリクエストはしたものの、まさか大好きなユーミンから、曲が送られてくるなんて思ってもいなかったでしょう。
でも、そういうエピソードを理解してからあらためてこの「瞳を閉じて」を聞き、ユーミンの凄さが分かりました。
奈留島のことを知ってる私達が聴くと、この島の事を全く知らないユーミンが、いかに鋭い感性を持っているか、想像力が豊かなのかが恐ろしい程分かるのです。
もちろん島にも人間の生活がある以上、ユーミンの歌詞のように叙情的な部分だけでは表せないのかもしれません。
しかし、その言葉の選び方や、情景の描き方、そしてそれらの歌詞を載せるメロディーが、この島の姿をふわ~っと優しく、それでいて鋭く表現していると思います。
私が20代後半の頃、このエピソードとそれまで何気なく聴いていた「瞳を閉じて」が初めて自分の中で一致したとき、あらためて聴き直してみて、かなり感動したのを覚えています。
「瞳を閉じて」がユーミンから贈られた後、10年以上経って奈留高校に歌碑が建てられ、その時ユーミン本人が奈留島に招待されたようです。
地元の人たちの歓迎と、自分の目で初めて見た島の様子に感動するユーミンが大変よいですね。
「瞳を閉じて」が、あの藤原のお姉ちゃんのリクエスト葉書から始まったと言うのが、ユーミンファンになった今の私にとっては、なんとなく嬉しいことでもあります。
でも、当時お姉ちゃんは、閉鎖的なこの島から早く出たいと思っていて、この一連のエピソードが美談になって行くのが少し心苦しかった・・・と言うのも本当のことようです。
そんなしょっぱさも含めて、やっぱり良い話だな~・・・と思います。
今調べてみると、「瞳を閉じて」がお姉ちゃんに贈られたのが1974年、そのことを初めて取り上げたNHKの「新日本紀行」の放映が1976年、さらにその12年後、奈留高校の「瞳を閉じて」の歌碑完成・ユーミンの来島が1988年で、今日のYOU TUBEは、この1988年のユーミン来島を取材したもののようです。
私の実家は五島の福江島で、年に1度くらいしか帰れません。
今ではジェットフォイルなるものが出来て、船でも長崎から最短90分程度で行けるようになりました。
しかし、フェリーで4時間若しくはそれ以前のもっと小さな船で5~6時間掛かっていた頃を覚えている自分にとっては、驚異的に進歩したと言える今現在でも、海で隔てられた長崎本土との距離を短く感じることは出来ません。
五島には幾つかの島があり、一番大きな福江島の北の方に奈留島というところがありますが、父親の仕事の関係で、この島に住んでいた時期がありました。
当時の島の人口が5,000人くらいだったかと思います。
小学校に上がる前、私は奈留島の中でも少しはじっこの方に住んでいましたが、元々根っからの地元の住民でない私たち家族に、地域の方たちは、それはそれは暖かく家族的にお付き合いしてくれたようです。
今でも父親は、長い現役時代の中でも奈留島に住んでいた頃の地域の方たちとのふれあいについては、特別な感情を持っているようです。
私も小学校に上がる前でしたので、随分可愛がって貰ったような記憶があります。
私たちが住んでいた住宅のすぐ下に、いつもよくしてくれる藤原のおばちゃんと言う人が居ました。
小さかった私は、何をして貰ったか全く覚えていませんが、多分お菓子を貰ったり、何かというと声を掛けて貰ったりしていたんでしょうね。
そう言えば、水仙の花を貰ったのを思い出しました。
そこにはお姉ちゃんが居て、当時中学生だったのかな。
ラジオが好きらしくて、よく葉書で歌のリクエストをしたりしていたようです。
そのお姉ちゃんは、当時4~5歳だった私が、当時放映されていた「仮面ライダー」が大好きだからと言うことで、あの「お誕生日おめでとう」に仮面ライダーのテーマ曲をリクエストしてくれていたこともありました。
そのお姉ちゃんは、当時デビューして間もない「荒井由実」が大好きだったようです(私は子供なので当然知らない)。
このお姉ちゃんが通うようになった奈留高校は島に一つしかない高校でした。
当時、奈留高校は福江島にある五島高校の分校で、違う島である本校の校歌では歌詞にも違和感があったでしょうし、自分の通う学校なのに校歌が無いと思ったのでしょう。
そこであるラジオ番組で、大好きなユーミンに校歌を作って欲しいとリクエストをした・・・と言うのが、例の「瞳を閉じて」のエピソードの始まりのようです。
私は、当時子供だったので、事のいきさつは大人になってから理解しましたが、NHKが「新日本紀行」の取材で奈留島にやってきたのは良く覚えています。
お姉ちゃんもリクエストはしたものの、まさか大好きなユーミンから、曲が送られてくるなんて思ってもいなかったでしょう。
でも、そういうエピソードを理解してからあらためてこの「瞳を閉じて」を聞き、ユーミンの凄さが分かりました。
奈留島のことを知ってる私達が聴くと、この島の事を全く知らないユーミンが、いかに鋭い感性を持っているか、想像力が豊かなのかが恐ろしい程分かるのです。
もちろん島にも人間の生活がある以上、ユーミンの歌詞のように叙情的な部分だけでは表せないのかもしれません。
しかし、その言葉の選び方や、情景の描き方、そしてそれらの歌詞を載せるメロディーが、この島の姿をふわ~っと優しく、それでいて鋭く表現していると思います。
私が20代後半の頃、このエピソードとそれまで何気なく聴いていた「瞳を閉じて」が初めて自分の中で一致したとき、あらためて聴き直してみて、かなり感動したのを覚えています。
「瞳を閉じて」がユーミンから贈られた後、10年以上経って奈留高校に歌碑が建てられ、その時ユーミン本人が奈留島に招待されたようです。
地元の人たちの歓迎と、自分の目で初めて見た島の様子に感動するユーミンが大変よいですね。
「瞳を閉じて」が、あの藤原のお姉ちゃんのリクエスト葉書から始まったと言うのが、ユーミンファンになった今の私にとっては、なんとなく嬉しいことでもあります。
でも、当時お姉ちゃんは、閉鎖的なこの島から早く出たいと思っていて、この一連のエピソードが美談になって行くのが少し心苦しかった・・・と言うのも本当のことようです。
そんなしょっぱさも含めて、やっぱり良い話だな~・・・と思います。
今調べてみると、「瞳を閉じて」がお姉ちゃんに贈られたのが1974年、そのことを初めて取り上げたNHKの「新日本紀行」の放映が1976年、さらにその12年後、奈留高校の「瞳を閉じて」の歌碑完成・ユーミンの来島が1988年で、今日のYOU TUBEは、この1988年のユーミン来島を取材したもののようです。
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新日本紀行見たよな
"ラジオが好きらしく・・・"
のクダリでピンときたよな。
おんも、新日本紀行ば見たよな~
瞳を閉じての歌詞は最高よな。シンプルisチョッキよね。
4月から五島に帰ってきちょるけん、瞳を閉じらんでも開けたら海の青さだらけよな。
のクダリでピンときたよな。
おんも、新日本紀行ば見たよな~
瞳を閉じての歌詞は最高よな。シンプルisチョッキよね。
4月から五島に帰ってきちょるけん、瞳を閉じらんでも開けたら海の青さだらけよな。
無題
>あみ・もと様。
コメント、ありがとうございます。
私と同じユーミンファンなんですね。
つい最近、ユーミンのツアー「TRANSIT2009」を見に行きました。実は初めての「生」ユーミン体験だったのですが、1970年代からあの名曲の数々を生み出した本人が目の前に居るんだと思ったら、大変感動しました。
>ガルシア君。
別に隠していた訳ではありませんよ。
特別話す機会が無かっただけです
コメント、ありがとうございます。
私と同じユーミンファンなんですね。
つい最近、ユーミンのツアー「TRANSIT2009」を見に行きました。実は初めての「生」ユーミン体験だったのですが、1970年代からあの名曲の数々を生み出した本人が目の前に居るんだと思ったら、大変感動しました。
>ガルシア君。
別に隠していた訳ではありませんよ。
特別話す機会が無かっただけです