先日、「この曲にこのミュージシャンが」というネタでブログを書いたところ、ウル☆メキのベーシストTORI-Kさんより新しい情報を頂きました
「マッチ」こと「近藤真彦」の1982年発売の6枚目のシングル・・・。
『ふられてBANZAI』
筒美京平作曲で、この曲の何曲か前に発売された「ギンギラギンにさりげなく」路線を踏襲したような曲調
しかし、さらに16ビートを基調としたアレンジになっており、「ギンギラギン・・・」よりさらにファンキーです
この「ファンキーさ」を感じる理由には、ブラスのバッキング、キメ、ドラムのパターン等色々ありますが、大きな要因の一つが「ベースライン」にあるのは間違いないでせう
このベースを弾いているのがアノ
「後藤次利」
御大であるとのこと
氏のことは、おニャン子関連等歌謡曲の作曲者として認知しているヒトが多かったりして。(実は私も彼がベーシストだと知ったのは結構後のほうだった)
当然ながら優れたベーシストで、氏をリスペクトしているプロ&アマチュアミュージシャンがたくさんいます。
今では当たり前となった「スラップ奏法(当時はチョッパー)」の先駆け的存在でもあります
・・・で、近藤マッチの「ふられてBANZAI」ですが・・・。
聴いて頂いたら分かるように、ドラムのパターンとからみあって、ウネウネとドライブ感満点のプレイで大変グルービー
全編を通して、大変「男気」のあるプレイで、1:20付近のショートベースソロがかっこいいのは勿論、2:17付近からのギターソロのしめくくりキメ直後に入る「ブ~ン」というイカシたグリッサンドが、その直後のBメロをより感動的にしているのではないかと思っています
クレジットを見ると、
「作詞:松本隆 作曲:筒美京平 編曲:後藤次利」
さすがです
ところで、この曲のドラム・・・。
曲中に何度か出てくる16分音符のブラスのキメに、ワザと完全ユニゾンせず、微妙に外してくるところが、いかにもへそ曲がりで・・・。
ポンタさんではないかと睨んでいます
ぜひともやりたいです!!
マッチの曲でなんとなく忘れてたのがあったなぁ・・という思いがあって、しかも後藤先生のアレンジ&演奏であるにもかかわらず、今までミーティングで出してなかったことを悔いております。
そんでもってこの曲のドラムなんですけど。
後藤先生とポン太さんは親交が深いので、後藤先生アレンジのい場合、とてつもない事情がない限り、ドラムはポン太さんだと思いますよ。
そう思って聴いてるとポン太さん風に聞こえるのは僕だけでしょうか・・・
ついでにお勧め後藤先生アレンジ曲。
これが極みでしょう。レコード大賞もとったし。
そう。「TOKIO」です。チョッパーはないですが
後藤イズムがあふれてるベースだと思います。
http://www.youtube.com/watch?v=LcOS57Ty_Jw